ユーコン漂流 (文春文庫)



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ユーコン漂流 (文春文庫)
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おもしろい!

ユーコン川下り。
アラスカの大自然を舞台に、いつか自分の力で上流からカヌーでユーコンを下りたい!
ユーコン川自体、カヌー初心者や家族ぐるみでの参加などそんなに難易度が高い川下りではないらしいが、やはりアラスカという舞台で繰り広げられる数々の大自然の物語を体験したい!
キングサーモンを吊り上げたてのユーコン川下りの旅の描写が、野田佑知独特の文体で描き出されている。
個人的に著者の文体が気に入っている者としてはお勧めの一冊である。

男は黙ってカヌーでユーコン

著者はカヌー旅のアウトドアライター。椎名誠との交友も有名(周知のことで説明の必要ないか)。アラスカのユーコン川三千キロの旅を書いている。極北の川面を駆け抜ける北風のように冷たくスルドイ文体に、ユーコンの滔々とした流れのような落ち着いた思想が展開され一気に読んでしまう。カヌー犬ガクとの交流、アラスカの自然のすばらしさ怖さ、生活文化を破壊され固有の言語を失いつつあるインディアンを描いた「滅びゆくアサバスカ語」、五感すべてを使い流域で生活するマウンテンマンとフルライフの勧め、などなど。旅心を刺激する一冊。
別の時間がここにある

数千Kmにおよぶカナダの大河を独りカヌーで下る。普段の生活では味わえない時の流れがここにある。気負うこともなく自分のペースで進んでいく世界にいつしか引き込まれていく。広大な川の上を流れていく著者の心の動きが大自然の風景と共によく描かれている。こんな旅にあこがれてしまう。



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